《エンジニアリングとマーケティング》No.1 自動運転と規格化のその先に‼

 最近の自動車関連の記事で多いのが自動運転。 今日の日経新聞にも日本のメーカーが連携して規格化(ISO)を推進する記事が! 規格化のロビー活動に弱いのは自動車業界に限らず日本メーカーの共通の弱点。 ヨーロッパメーカー特にワーゲンやベンツ、そしてボッシュシーメンスは戦略的なロビー活動をしていると聞く。 自動運転は次世代技術の最重要事項である事は間違いない。 数年前から自動車関連の特許の大半はこの分野である。 ここでもヨーロッパメーカー、そして韓国メーカーはこの分野に特化した出願が多い。 日本の強みは電子デバイス関連の基礎技術に強い事。 ただ自動運転のキー技術はネットワーク連携の制御技術である。 残念ながら日本優位とは言えないのである。 そこで日の丸印の規格作りとなったと思われる。 自動車メーカーだけでなく部品&電機メーカーを含めた総合力の勝負となるが、先行するボッシュ等のヨーロッパ勢との差は大きい。 自動運転はインフラ事業である。 クルマの開発だけでなく自動運転に即した道路整備が不可欠である。 日本が遅れを取り戻すには、早々に高速の1レーンを自動運転レーンにして走行車の優遇措置を取ること。 乗用車ではなくトラックやバスに先行導入する事が必要となる。 水素燃料もそうだがインフラが必要な国家事業なのに、乗用車主体で進んでいるのが不思議である。 規格化された自動運転の先には何があるか…乗れば連れて行ってくれるのだから運転不要。室内は便利グッズであふれ走るリビング化となる。 もう乗用車メーカーが何処でも良くなりコモディティ化が一気に進み中小メーカーは淘汰される。 いや、優位に立てなければトヨタですら淘汰される可能性が高い。 こんな時代が予見されるからこそ、自動運転も出来るけど自分で運転したいっと思わせるクルマ作りが不可欠となる。 最近のマツダトヨタがFunなクルマ作りを目指すのは、社長の趣味ではなく(笑)生き残りのために必要なブランディング戦略なのである

 

 

注記

本ブログは、みんカラに2016.03.23に投稿したものです(バックアップのため掲載)。

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